■ 平成19年9月定例議会・トピックス 2007/11/26
9月定例議会の主な議案の審査結果等をアップ致しました。遅くなりました!
・・・議会トピックス・・・ 9月定例議会は平成18年度富士見市一般会計歳入歳出決算認定議案や他特別会計などの決算認定議案が中心の議会となりました。また、山室・勝瀬地区商業施設にかかわる陳情で「市役所前巨大ショッピングセンターの開発は、市民への情報公開と市民合意なしに、許可しないよう求める陳情」の審査が行われました。
○議第61号 平成18年度富士見市一般会計歳入歳出決算認定について
*一般会計の歳入総額は250億8,784万7,756円で、歳出総額は239億1,130万2,369円となりました。歳入歳出差引額は11億7,654万5,387円となり、翌年度へ繰越すべき財源を引いた実質収支額は10億6,781万5,387円で、賛成多数で認定。 歳入は自主財源では市税及び財産収入が増額の反面、使用料・手数料は減額。依存財源である地方交付税は前年に比べて6億1千万円程の減額、国庫支出金、市債の減額が歳入額を下げている要因です。 財政分析18年=財政力指数0.74、経常収支比率88.7(%)、公債費比率13.2(%)公債費負担比率14.3(%) 財政分析17年=財政力指数0.72、経常収支比率92.6(%)、公債費比率15.7(%)公債費負担比率15.4(%) どの指数も前年より改善していることを示していますが、行財政改革の道半ばであり、本質的な解決とではないので、財務体質は脆弱であることに変わりありません。 また、厳しい財政状況を踏まえ、この数年間の予算編成方針として枠配分制・前年比10%カットで臨んできました。この結果、各事業費は毎年減額されています。しかし、予算執行率で94.1%、不要額は12億4,402万円で昨年と比較して5億5,000万円ほど不要額が増えています。厳しい予算編制方針のもとで査定された予算ですが、その執行については各部局とも自助努力で余剰を生み出したものや事業の先延ばしなどで、やり繰りを行ってきたものと感じます。しかし、不要額を多額に残したことについては、補正予算編制によって喫緊の問題へ充てるなどの柔軟性があっても良いと考えます。 今後の課題として行財政改革による、歳出の見直しは勿論ですが、財源確保策には一層の努力が必要だと思います。 ○陳情第5号 市役所前巨大ショッピングセンターの開発は、市民への情報公開と市民合意成しに、許可しないよう求める陳情
*陳情第5号は市役所北側の山室・勝瀬地区において進められている大型ショッピングセンター建設に対して、大きく環境が変わることで、不安を訴えた陳情ですが、不採択となりました。 この開発について近隣住民の皆さんの不安が増幅されることは、私も気にかかるところです。しかし、市の役目として都市計画、建設、農政の観点から所管担当は法律に則り粛々と進めており、開発者への指導も適切に行われていると判断しております。不安な部分については情報の公開、説明責任を市、開発者は充分果たすべきであると考えています。 今回のような大きな一体的な開発によるメリットは大きく、大型調整池の設置により水害への対策もミニ開発では得られないメリットです。但し、既存商業に与える衝撃は小さなものでは無いと考えますが、富士見市商業にとって転換点で、商業者が真剣に足下を見つめ考える機会です。共存しうる方策を市、商工会、商業者が決意をもって行動することを併せて訴えたいと思います。
○入間東部地区衛生組合議会 入間東部広域斎場条例の制定について
*火葬場・斎場の使用料が決定しました。 平成20年春開業を目指して、富士見市下南畑地内に建設中の火葬場・斎場の設置条例を可決しました。注目の使用料は組合市町の住民は火葬10,000円(1体12歳以上)5,000円(1体12歳以下)組合市町以外は80,000円・40,000円となります。また、施設の管理運営は指定管理者制度を導入し、今後公募行って決定します。
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